またね。
一月八日のブログにのせた桜の木。
おぼえてくれてますか？
冬に葉を落とし、力を貯めに貯めて一気に花を開きました。
でも後、何日かすれば花は散り、新緑が漲ります。
それはすでに夏の到来を感じさせるもので、僕らの頭の中は、ついさっきまで冬だった事を忘れさります。
今日、10年来の仲間が東京を去りました。
僕にとって彼は、正に桜の花のような人。
ライブで善くも悪くも全てを出し切って普段は何も無かったかのように。
実は色々と事情があって、彼とは年末から今まで同じ屋根の下で暮らしてました。ホモじゃないよ！
今日も、いつもと何も変わらない様に部屋の扉を開けて出かけていきました。
だからまた普通に帰ってくるんじゃないか…なんて思ったりもします。
それでも何日かすれば、桜の新緑の如く、その感覚も日々の喧騒に揉み消されていきます。
しかし桜の花が咲いたことを忘れる事は無いです。
だからまたね、時が赦せば、どこかの春で会いましょう。
ずいぶん私的な文章になっちゃいましたので最後に彼の言葉を借りて…
「言いたかったから言っただけやで。」
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